- 卵を落として割ったときの初期対応
- 割れた卵は食べても大丈夫?
- 割れた卵の使い方:我が家の実践例
- 割れた卵の保存方法と消費期限
- 割れていない卵の処理方法
- 割れていない卵は「洗わない」が正解
- 割れた卵を食べる注意点
- まとめ:落として割れた卵の正しい扱い方
- 最後に:卵を落としたら慌てず対処を
買い物帰り、うっかり卵を落としてしまい、パックの中の卵が割れてしまった……。そんな経験、誰しも一度はありますよね。捨てるのはもったいないけど、本当に食べても大丈夫?保存はどうすれば?この記事では、落として割れた卵の安全な扱い方・保存方法・食べ方・消費期限まで、徹底的に解説します。
卵を落として割ったときの初期対応
- まずは無事な卵を確認
保管卵パックを落とすと、見た目は割れていなくても、ヒビが入っている卵があることも。まずは以下のように分類します。
- 割れていない卵 → 目に見える汚れを水で洗わずに乾いた布やキッチンペーパーで軽く拭く。冷蔵庫で通常通り保管。
- ヒビの入った卵 → 早めに加熱調理する。生食は避ける。
- 完全に割れた卵 → 中身を器に移し、すぐに使うか調理保存。
割れた卵は食べても大丈夫?
答えは 「加熱すれば食べられる」 です。市販の卵は洗浄・殺菌されているため、割れてしまっても基本的には安全。ただし注意点もあります。
【注意すべき3つのポイント】
- 加熱は必須(生食は絶対NG)
- 冷蔵保存する(10℃以下で雑菌の増殖を抑える)
- 当日中に使い切る(時間が経つほどリスクが上がる)
割れた卵の使い方:我が家の実践例
我が家では割れた卵も火を通して食べてしまいます。ですが、落として割れた卵は殻と混ざってしまっているので、まずは卵を殻を分けるところから始めなければいけません。
我が家では、以下の手順で割れた卵を安全に調理しています。
- ザルとボウルを用意
- 割れた卵をザルに流して殻のかけらを除去
- 卵液に塩や鶏ガラスープの素を加え、いり卵にして加熱調理
- 食べきれない分は保存へ
割れた卵の保存方法と消費期限
未調理の場合
- 冷蔵保存(ラップをかけて)
- 当日中に加熱調理して食べること
調理済みの場合(例:いり卵、卵焼きなど)
- 冷蔵保存で2~3日
- 冷凍保存で2〜3週間
→卵焼きにはマヨネーズを加えると冷凍してもふわっと仕上がります。
一般に流通している卵の殻のほとんどは洗卵され、殺菌処理されているので割れたものでも、かき集めて食べることができます。ですが、卵には食中毒の原因となるサルモネラ菌が繁殖しやすいのも事実です。卵のサルモネラ菌は10℃以下の環境ではほとんど増殖しないため、割れた卵は冷蔵保存が必須です。 完全に割れてしまった卵は、中身を器にうつしてラップをかけて冷蔵庫で保存しましょう。
ただし、卵は殻が割れて中身が空気に触れた瞬間から、雑菌が繁殖しやすい状態になります。 ですから、割れたり、ヒビが入った卵は必ず当日中に加熱調理して、雑菌を除去してしまうことが大切です。また、殻が割れたりヒビが入ったりした卵は上記のとおり雑菌が繁殖しやすいため、賞味期限内であっても生で食べることは避けてください。
割れていない卵の処理方法
卵を落としてしまった際に、割れてしまった卵と、割れていない卵が出てくると思います。ここで大切なのが、無事に割れずに助かった卵の扱いです。
卵パックを落とすと、割れていない卵にも割れた卵の卵液が付いてしまいますから、洗ってしまいたくなるものです。ですが、実は卵は洗ってはいけないのです。
卵はにわとりから生み出される過程で殻の外側に汚れやサルモネラ菌やカンピロバクターなどの菌がついてしまうことがあります。そのため、スーパーなどで流通している卵は、殻の表面に殺菌処分が施されます。ですからスーパーで販売されている卵は元々洗う必要はありません。
割れていない卵は「洗わない」が正解
それどころか、卵の殻の表面には無数の微細な「気孔」という穴が、1個につき約数千~1万前後開いおり、水で洗うと、水と一緒に雑菌が卵の中に侵入する可能性があると指摘されています。ですから、卵は「洗う必要がない」のではなく、雑菌が繁殖する可能性が高まるので「洗ってはいけない」のです。
また、直売所などで販売されているような洗浄していない卵は殻の表面に汚れや菌が付着している可能性はありますが、卵の中身は元来殻によって安全に守られた状態となっています。これは、卵の殻の表面を覆っている「クチクラ」という層が中に菌が入り込まないよう保護しているからです。
したがって、このクチクラは水で洗ったり強くこすったりすると簡単にはがれてしまうため、菌などが付着した状態の卵を水で洗うと殻のなかに菌が入り込んでしまう可能性があります。
卵についた汚れが気になる場合、水洗いをするのではなくやわらかい布やキッチンペーパーなどで軽く拭く程度にとどめておくことが大切です。強くこすると、上記のクチクラがはがれてしまいますし、水で洗うと「気孔」から卵の中身に雑菌が進入してしまう恐れがあるからです。
- 汚れが気になる場合は軽く拭くだけ
- 絶対に水で洗わない
という扱いが重要です。
割れた卵を食べる注意点
割れた卵を食べる際の注意点は以下の通りです。
- 当日中に食べる
- 加熱調理して食べる
- 割れていない卵は水で洗わず、軽く拭いて汚れを落とす
まとめ:落として割れた卵の正しい扱い方
状況 | 対応方法 |
割れていない | 洗わず拭いて冷蔵保存 |
ヒビがある | 当日中に加熱調理 |
完全に割れた | ザルでこして加熱調理、当日中に消費 |
食べきれない | 加熱して冷蔵 or 冷凍保存 |
最後に:卵を落としたら慌てず対処を
卵はとてもデリケートな食品です。落としたときは一瞬ヒヤッとしますが、きちんと処理すれば無駄にせずおいしく安全に食べることができます。
「今日は使わないから」と放置せず、早めに加熱調理することが安全への近道です。
もし卵料理のレパートリーに困ったら、「いり卵」や「卵焼き」、「卵スープ」などシンプルな加熱料理から始めてみてくださいね。
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